AinoHot H001は、公道走行可能な電動キックボードという売り出しだが、よく調べると少し電動キックボードとは異なる車種である。
その当たりを考えながら、今日の電動キックボードのブームの中で、使える車種かどうかを検討してみた。
AinoHot H001は電動キックボードなの?
AinoHot H001の形状はおなじみの電動キックボード。
でも、電動キックボードとして販売されているが、楽天のホームページには、以下の様な説明がついている。
Amazonでは:
Amazon AiniHotのページ(https:/www.amazon.co.jp/AinoHot【公道走行可能】電動-キックスクーター-折り畳み立ち乗り式二輪車-液晶ディスプレイとLEDライト搭載-【道路運送車両法に準じた保安部品を装着済みで安心】/dp/B0CBM557VLより。)
楽天では:
【本製品は形状が電動キックボードですが、特定小型原動機付自転車には該当しません。原付一種に区分されています、ご注意ください】(https://item.rakuten.co.jp/wowlomo/kickboard001/?variantId=432)
これってどういうことだろう?
電動キックボードといえば公道も走れるようになったと注目の真っ最中だ。(➡詳しくはこちら)
電動キックボードは、道路交通法の改正で特定小型原動機月自転車として原付自転車(原付バイク等)と区別されて、16歳以上なら免許がなくても乗車が可能で、制限速度内なら歩道も走れる。
高速走行には制限があるが、自転車程度のスピードは出せる。
幅をとらず、場所をとらず、通勤、通学などには、便利であり、海外ニュース・ドラマなどでは、自転車道の整備が進んでいる欧米では、以前より利用される姿が映し出されてきた。
そこに、新しもの好きの心は惹かれるのは当然だ。
電動キックボード・ユーザーが求めるものは何だろう。
形状?価格?スピード?
色々あると思うが、僕が思うにまずは安全性だろう。
事故ってしまえば、快適走行なんて儚く消えてしまうからだ。
ところが、
多くの電動キックボードはいまだにタイヤが小さく、とくに前輪が小さければ、石や敷居などの段差とぶつかった時に、転倒しやすいことを意味する。
それを克服するために前輪を大型化すると、泥よけフェンダーなどの車輪周りを整えると、電動キックボードから外れ始める。
とはいえ、電動自転車にするならギア・チェーン部分、サドルを含め、多くのパーツが増える。折りたたみ、持ち運びといったユーザーの利便性に応えようとすると、電動キックボードの形状は捨てがたい。
そんなことを考えて、作られたのがこのシリーズではないのか?
AinoHot H001の公道走行条件
では、AinoHot H001で公道を走行しようとしたときに、特定小型原動機付自転車である他の電動キックボードとでは、条件が違うのだろうか。
走 行 要 件 | AinoHot H001 | 特定小型原動機付自転車 |
ナ ン バ ー 登 録 | 要 | 要 |
自賠責保険加入 | 要 | 任意 |
ヘルメット着用 | 要 | 努力義務 |
運 転 免 許 | 要 | 不要 |
歩道・自転車専用道の走行 | 禁止(車道のみ) | 可 |
ここのところを良く理解しないで、他の電動キックボードだと思って歩道や自転車道を走ったり、無免許運転やヘルメット無しでの運転をすると、交通違反で処罰を受けることになる。
これをみると、AinoHot H001は電動キックボードではなく、原付自転車であるといえるね。
AinoHot H001の仕様
パワフル・モーター
最高速度は時速35〜40㎞
もちろん公道では、30㎞/h制限だよ。
20度の上り坂でも大丈夫
バッテリー
36V/10Ahリチウム電池
最大走行距離は40㎞充電時間は6〜7時間
バッテリーとACアダプターは、電気用品安全法(PSE)検査済み。
※ 画像に示された急速充電は5~6時間だが、説明では6~7時間と書いてある箇所がある。
状況によることも分かるが、統一して欲しい。
(https://item.rakuten.co.jp/jetaku/jetaku-kickboard-01/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0)
走行速度 3段階チェンジ
ハンドルのスイッチで変更
AinoHot H001の車体(フレーム)
アルミニウム・フレーム ISP防水機能を持つ
最大重量 120㎏
車体サイズ
組み立て後 折りたたみ後
車体のパーツ
AinoHot H001の安全性の確認
大きく太いタイヤに安全配慮が加えられている
車輪が大きく 前輪 20✖️2.1インチ 後輪 16✖️2.5インチ
耐久性がUP ユーザーの声を下にパンク対策が施されている。
安全装置の装備
速度計はデジタル表示で中央左で表示。
電照灯は、前輪上に。
後写鏡は、左右グリップ近くに標準装備で後方確認がし安い。
テールライトやウィンカーも完備。
ディスク・ブレーキはハンドルで操作。
通常のキックボードのブレーキ・タイプは2通り在る。
前輪については、概ね前ブレーキだが、後輪は2タイプというのが常識だ。
テール・ペダル・ブレーキ
第一が、テール部分(車体後部)にブレーキペダルがあり、それを後ろ足で押すことでブレーキをかけるタイプだ。
これだと、ブレーキをかける際に、体重が後ろにかかる。
前輪が浮き、後輪が沈む力を受ける。
バランスが変わるので、慣れが必要だ。
さらに、テール部分にとっさに足が伸びるか、というのも気をつける必要がある。
慣れだといってしまえばそれまでだが、慣れるまでの練習は欠かさずやっておこう。
第二は、左ハンドルのグリップで後輪にブレーキをかけるたいぷだ。
こちらの方は、自転車やバイクで慣れていれば、それほど難しくはない。
ブレーキ自体は、ゴムでの摩擦、デスクブレーキ、電動、油圧などの種類がある。
泥などをよけて、制御力を重視するならデスクブレーキがオススメだ。
AinoHot H001のまとめ
AinoHot H001は電動キックボード型の電動自転車だ。
公道を走行できるが、歩道を走ることはできない。
狭い日本の歩道を考えると、べつに歩道を走れなくてもよいし、公道を自転車並みのスピードで電動キックボードの運びやすさや駐車しやすさを考え、ついでに、車輪の大きさによる安全性を考えると、種別にこだわるよりも快適さにこだわれば良いのでは、と思う人には選択肢に入れていいだろう。
電動自転車の方が座れてよいとか、歩道も走行できる電動キックボードが便利と思う人には、別の選択があると思う。
耳寄りなお話しもあるよ
楽天ではただいま割引を実施して、12万8000円が10万8000円で購入可能だ。
詳しくは、下のバナーでクリックを!
コメント